カップで飲むコーヒー以上に、コーヒーが持つ香りやコク、苦味を楽しめるスイーツといったらコーヒーゼリーです。
ドリップしたコーヒー抽出液の他、お砂糖と凝固剤(ゼラチンなど)を加えるだけのシンプルなレシピだからこそ、コーヒー本来の個性をしっかり味わうことができますよ。
今回は材料4つ、10分あれば作れる本格コーヒーゼリーのレシピをご紹介します。
ハチワレ堂おすすめ! 本格コーヒーゼリーの作り方
今回のレシピに使う材料はたったの4つだけ!
コーヒー豆:35g(中細挽きに挽いておきます)
お湯:350cc
グラニュー糖:30g
粉ゼラチン:5g
※アガーを使ったレシピは下の方で紹介しています。
使用するコーヒーの産地や銘柄はお好みのもので大丈夫です。
粉の挽き目はハンドドリップやコーヒーメーカーで淹れるときと同じくらいでOKです。
作り方はかんたん!コーヒーを淹れて材料を混ぜるだけ
では、さっそく作っていきましょう!
工程は以下の3ステップのみ。
本当に10分あれば作れちゃいます!
①ハンドドリップ、またはコーヒーメーカーで約300ccのコーヒー抽出液を作る。
②淹れたてのコーヒーにグラニュー糖、ゼラチンを加えてよく混ぜる。
③容器に移して冷蔵庫へ。1時間半ほど冷やしたら完成!
最初にコーヒーの抽出液を作っていきますが、この工程で大事なポイントはふたつ。
ひとつは抽出前に “蒸らし” の工程を行なうことです。
50ccほどのお湯をコーヒーの粉全体に行き渡るよう静かに回しかけ、そのまま30秒待つことでコーヒーに含まれる成分がより抽出されやすい状態に整えます。
※コーヒーメーカーで抽出する場合、この工程は省いても大丈夫です。
ポイントのふたつめは、お湯を注ぐスピードです。
通常、ハンドドリップではお湯を2~3回にわけて注いでいきますが、今回はクリアで雑味の少ない抽出液を作るため、残り300ccのお湯を一度に注ぎ、抽出スピードを速めていきます。
また、ドリッパーに注いだお湯がすべて落ち切る前にドリッパーを外し、抽出を終えるのも有効です。
こうすることで終盤に抽出されるエグみや渋みを抑え、さっぱりした軽い口当たりに仕上げることができます。
あとは冷蔵庫で冷やすだけ!
約300ccのコーヒーができたら、冷めないうちにグラニュー糖とゼラチンを加え、泡立たないよう静かに混ぜて溶かします。
ゼラチンが完全に溶けたら、容器に二等分して冷蔵庫へ。1時間半ほど冷やしたらできあがり!
ここまでだいたい10分くらい。手際のいい人なら5~6分でできるかもしれません。
アガーを使えば口の中でほどける柔らか食感に
ゼラチンの代わりに植物性原料のアガーを使うとより柔らかな食感に仕上がります。
アガーは凝固温度が高く、ゼラチンよりも短時間で固まるので、冷蔵庫で冷やす時間も短縮できますよ。
1秒でも早く食べたいときはアガーを使うのがオススメです。
アガーを使ったレシピはこちら
コーヒー豆(粉):35g(中細挽きに挽いておきます)
お湯:350cc
グラニュー糖:30グラム
アガー:3グラム
アガーはとてもダマになりやすいので要注意!
しかも、一度ダマになると加熱しても溶けにくい性質があります。
あらかじめアガーとグラニュー糖と混ぜ合わせておき、コーヒー抽出液を撹拌しながら徐々に加えていくことでダマになりにくく、なめらかな食感に仕上げることができます。
口に入れると自然とほどけるくらいの柔らかい食感がお好きな方は、こちらのレシピを試してみてください。
産地や焙煎度でいろいろなバリエーションが楽しめる
コーヒーゼリーは使用する豆の産地や焙煎度によって、味わいや香りがまったく違う仕上がりになります。
中深煎り~深煎りの豆を使えば、ミルクとよく合うビターなコーヒーゼリーに。
フルーツや紅茶のゼリーのようなフレッシュな香りを楽しみたいなら、香りが良い浅煎り~中煎りのコーヒーがおすすめです。
コーヒーゼリーにもよく合うおすすめのコーヒー豆 | コーヒー豆やハチワレ堂
・エチオピア イルガチェフェ ベレカ G1 ウォッシュド(浅煎り)
・ルワンダ カレンゲラWS ナチュラル(中煎り)
・インドネシア リントン マンデリン トゥルーブルー(中深煎り)
飲みきれずにストックしているコーヒー豆の大量消費にもコーヒーゼリーはぴったり。
多少古い豆でも保存状態さえよければ、おいしく作ることができますよ!
風味の劣化が気になる場合はコーヒーの挽き目を少し粗めにすればOKです。
分量も少し多めにして淹れることでしっかり風味が出ますので、ぜひ試してみてください。
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