まるでコーヒーゼリーのようにコーヒーとミルクがくっきり2層にわかれたカフェオレ。
最近SNSなどでもよく見かけるアレ、じつはただのカフェオレではなくオレグラッセ(au lait glace)という新しいドリンクなんです。
難しそうに見えますが、コツさえ掴めばじつは意外とかんたん。特別な道具もいりません!
今回はオレグラッセが2層になる仕組みと、絶対に失敗しない作り方をご紹介します。
オレグラッセが2層になる秘密は “比重”
オレグラッセが2層にわかれている理由はコーヒーとミルクの “比重” が違うから。
抽出したコーヒーは水とほぼ同じ比重ですが、ミルク(牛乳)はコーヒーより少しだけ比重が大きい(=重い)ため、沈みやすい。
コーヒーにミルクを加えると勝手に混ざっちゃうのはこのためです。
この仕組みを利用して重たいミルクを先にグラスに入れ、後からコーヒーを加えると……
ミルクより軽いコーヒーは沈みにくいため、2層に分離させることができます!
これがオレグラッセの秘密です。
ポイントは勢いよくコーヒーを注がず、ミルクの液面にそっと乗せるように静かに注ぐこと。
ミルクに浮かべた氷やスプーンの上にコーヒーを伝わせて注げば、きれいな2層になりやすいですよ。
絶対に失敗しないオレグラッセの作り方
きれいな層にならない! という方は、次のレシピを試してみてください。
コーヒー(60ml、ドリップ後に冷やしておく)
牛乳(120ml)
ガムシロップ(12g×3個)
グラス
このレシピのキモは、最初にミルクとガムシロップを混ぜておくこと。
これによりミルクの比重がさらに大きく(=重く)なり、上からコーヒーを注いでも混ざりにくくなります。
コーヒーはちょっと濃い目がおいしい!
ミルクとコーヒーの割合が2:1とミルク多めのレシピなので、コーヒーは少し濃いめに抽出するとおいしく仕上がります。
ハンドドリップやコーヒーメーカーで淹れる場合は、コーヒーの濃度が2倍程度になるよう、お湯の量を加減してみてください。
中深煎り~深煎りの豆を使うと、苦味や香りもしっかり引き立ちコーヒー感がアップします。
ご自宅にコーヒー器具がない人は、インスタントの粉末やラテベースで代用してもOK。
まずは手軽に試してみたい方はこちらの方がおすすめかもしれません。
2層コーヒーのバリエーション
“比重” の違いを利用すれば、他にもいろいろな2層コーヒーが楽しめます。
ミルクではなくコーヒーにガムシロップを加えることで、ミルクとコーヒーの層を逆転させた逆オレグラッセ。
ミルクの代わりにトニックウォーターを使ったコーヒートニック等々、おしゃれで見た目も楽しいコーヒーを作ることができます。
コーヒートニックはフルーティな浅煎りコーヒーと相性がよく暑い季節にぴったり。
浅煎りコーヒーがお好きな人はぜひ試してみてください。
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